2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月27日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「母を亡くして」 旭川市 横山 静子 母が突然いなくなってから2年経った今でも、 「あれは現実だったのだろうか?」と、信じられない気持ちです。 ただ、毎日の生活の中に母の姿がないことだけは事実です。 道路を横断中、軽自動車にはねられ、宙を舞い、ボンネ […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年5月20日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「地獄の日々 今も」 幕別町 伊藤 尚子 まだ夏の暑さが残っていた9月5日、この日を境にして私どもの日常が一変し地獄のような日々が今も続いています。 私の娘は、生後6か月の乳児を抱っこホルダーで前向きに抱き帯広駅近くの横断歩道を青信号で渡り、中央分離帯を2~ […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月26日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「君影草」 音更町 T・H 札幌冬期オリンピックのあった翌年の昭和48年7月22日、私達に待望の女の子が誕生した。「うちの子が一番美人だな」などと、夫と一緒に嬉しさのあまりに食事をとるのも忘れ、病院の保育所のガラス越しに、ちいちゃな寝顔をいつまで […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月26日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「17歳で交通死した娘からの問いかけ」札幌市 前田 敏章 夢であれば早く醒めてほしいと何度思った事でしょう。朝、駅まで車で送り「行ってきます」と笑顔で別れた娘と言葉も交わすことなく、病院での変わり果てた姿との対面になろうとは。 1995年10月25日夕暮、当時高校2年生の長 […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年5月20日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「償い」 札幌市 工藤 浩明 娘が事故に遭ったのは、平成6年10月31日のことです。その日もいつもどおり朝「行ってきま~す」と何度も言いながら団地の階段を降りていきました。娘の声を聞いたのは、それが最後でした。 下校途中に青信号で横断歩道を歩いて […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月27日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「突然、忘れることの出来ない鈍い音」札幌市 内山 孝子 平成4年、今冬は大雪の年でいつもは雪投げのしない主人が、こまめに雪投げをしていた。第2の仕事も退職、老後を楽しく生きて行こうと希望を持っていました。4月9日、町内会有志の人々で退職祝いを催してくれましたが、なぜかお酒の […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月26日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「あの日から」 真狩村 気田 光子 あれからもう20年になります。その間に娘の成人、結婚、父親の障害が原因の息子へのいじめ、本当に色々な事がありました。子供達には、「お父さんの代わりは出来ないが、お母さん精一杯頑張るから協力してね。」 1日1日の過ぎて […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月27日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「花嫁姿、夢と消えた雨の夜」 札幌市 中川 俊男 姪の十三回忌が今年の3月22日、しめやかに行われた。 思い出に新たに涙の1日でした。 良縁に恵まれ、結婚式も決まり、両家には喜びの日々が悪魔に似た1人の運転手によって、姪は呪うように昇天して行っただろう。一家は奈落 […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月27日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「おやじと行った海が見える」 旭川市 Y・A 私は、青信号で横断歩遣を渡っている。右折の車2台がスピードも落とさず、連なって私の前を横切ってゆく。2台の車の運転者は若い仲間達のようだ。 私は、彼らを睨みながら、「あんた達に挙げる命なんか一つもないんだからね」と心 […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月26日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「ある日突然に」 浦河市 富田 富久 平成10年11月5日(木)、晴れ、朝トントンと食事の支度、まな板の音に起き出す。妻は洗濯を終え朝食の準備に取りかかる。 今朝は好い天気だ。秋も通り過ぎようとしている平和な一日の始まりだ。6時朝食、わが家の日課の始まり […]
2017年3月16日 / Last updated : 2021年7月27日 管理者 歩行中手記 ~癒されぬ輪禍より~ 「B子ちゃんが逝く」 札幌市 T・N 平成9年6月中旬、青葉、若葉の芳香ただよう薄暮時の事故である。 電話が鳴り響く、直ちに受話器を取る。孫の両親からである。その声は、途切れ、途切れで震えているので、普段の様子ではないと思った。 「・・・子が死んじゃっ […]