「母の死に一筆申し上げます」 旭川市 菅原 哲男

 母の死亡当時の健康状態は、足腰等含んで良好にて健康そのもので、朝・昼・夜を通して散歩が好きであった模様。
 当日、スーパーに買い物し、午後8時過ぎ帰宅途中、6条通り14、5丁目交差点歩道上にて、車両に突き飛ばされて死亡した。

 病院へも通院していないほど健康で、まだまだ、長生きすると思っていたので、急死の訃報にびっくりしてしまいました。
 妹たちは夫が本州へ出稼ぎに出ているため、私1人がこれに対応しなければなりませんでした。
 葬儀の準備、通夜・告別式等何とか1人でとり行ったわけです。
 なお、経済的なことも多少ありましたが、私の両親の遺産相続で裁判を行いやっと今年の3月に解決したばかりでした。
 葬儀後は、加害者からの音信なく、1度でも花の1つも持って参拝の心掛けもないということは、甚だ遺憾なことと思います。

 なお、申し上げるならば
  ・交差点における車の徐行
  ・速度の減速
  ・路上の人、自転車走行等の注意
  ・高齢者・子供に対する注意・確認
  ・前方(進行方向)の確認
特に車を運転する方に注意を願いたい。
 誠に粗雑な意見ですが、一筆申し上げます。

(この文章は、平成11年12月6日『「なくせ交通事故」被害者の声』に、掲載されたものです。)