2022年2月22日 / Last updated : 2022年3月3日 管理者 特集 危険運転致死傷罪と過失運転致死傷罪の隙間(会報65号の誌上フォーラム 提言3より) 平成25年に「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」(以下、「自動車運転処罰法」といいます。)が新たに制定され、それまで刑法で規定されていた自動車による人身加害犯罪が独立した法律となりました。その法律の制定前、当会は、パブリックコメントを出し、私も個人の意見として、要望書を提出したことがありました。その要望書に書いたことのうち、一部は未実現のまま現在も課題として残っています。それが、「危険運転致死傷と過失運転致死傷の隙間」の問題です。
2022年2月22日 / Last updated : 2023年10月2日 管理者 特集 交通事故の「非犯罪化」の傾向について(会報65号の誌上フォーラム 提言2より) 刑事事件は、警察、検察、裁判所という公的機関が順次関与して進められます。近時、交通犯罪については、そのすべての段階で、原則として「犯罪として処罰しない。」傾向が強くなっています。
2022年2月22日 / Last updated : 2022年3月3日 管理者 特集 「声なき声」の叫び「命の重みと被害ゼロへの刑罰を」(会報65号の誌上フォーラム 提言1より) 当会はこの共通の願いで22年前に発足しました。交通死者数は少し減りました。しかし社会が守るべき歩行・自転車中の死傷者は、年間105,055人にもおよび、うち死者1,421人、重傷者13,461人(警察庁統計、2020年のデータ)と、本来「道具」であるべきクルマが「凶器」ともなり、基本権である「生命権」(憲法13条)が日常的に侵されているという危険社会が今も続いています。
2021年2月15日 / Last updated : 2022年2月24日 管理者 コラム 加藤久道著「交通事故は 本当に減っているのか? “20年間で 半減した”成果の真相」(花伝社)の刊行を受けて 代表 前田敏章 昨年12月、標題の書籍が著者から事務所に届けられました。 著者の加藤久道氏は、元日動火災海上と日本損害保険協会の勤務経験を持ち、現在は評論活動をなされています。 同封されたお手紙には、「交通事故発生 […]
2020年8月1日 / Last updated : 2021年8月12日 管理者 コラム コラム道路交通法と自動車運転処罰法の改正について~あおり運転に関する犯罪規定~ 副代表・弁護士 内藤 裕次 1はじめに あおり運転が社会問題として認識されてきたことを背景として、「道路交通法」及び「自動車の運転、により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」が改正され、それぞれ、令和2年6月30日 […]